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天使とつながるには、まずそこにいてくれると認めること
天使のチャネラー・「天使のガーデニング」著者 リー・クックさん

2011.03.30 update|インタビュー

インタビュア:旭享子 通訳:村田みのり

リー・クックさんはエンジェルやガイドたちの声を聞く人。私は、何年か前から4回ほど、リーさんのリーディングを受けましたが、非常にクリアなリーディングには、いつも感心させられます。声の優しい響き、可憐なたたずまい、リーさん自身がまるでエンジェルそのものなのです。
 もちろん、誰もがそういった高次の存在とつながれることができます。実際に声が聞こえなくても、守ってくれる存在を感じることがあるでしょう。
 でも、自分に自信がなかったり、人生に迷っていたりすると、天使とつながるどころか、自分自身すら見失ってしまう。そういうとき、そのつながりを回復させてくれ、高次の存在を信じさせてくれる。リーさんは、そういう希望の人でもあります。
 今回のインタビューは、3月11日の午前中に行われました。まさに、日本に大きな地震が起き、津波が襲う、その何時間か前に行われたものです。きっと、それも、何か意味があったのではと思い、なるべく早くこの記事をアップしようと努めました。そのことへのメッセージとともに、インタビューをお読みください。

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写真:リーさんの住むコロラドの紅葉。(写真:Minori Murata)

「天使とつながることは、いつもちょっといい感じ」

━━━リーさんが天使という存在に気づいたのはいくつのときですか?

  • 本当に小さい頃です。2歳くらいではないかと思います。

━━━そのとき、天使はリーさんにどのように見えましたか?

  • そのとき見えたのは、大きな光で人間の形のようには見えましたが、顔とかが具体的に見えたわけではありませんでした。

━━━リーさんはその天使を最初はどう認識していたのですか?

  • まだ2歳でしたから。人間というのを学んでいるときだったので、友達のような、身近な存在として認識していました。

━━━その存在が天使だとわかったのはなぜですか?

  • 私は、小さかったので、エンジェルというものを知りませんでした。でも、お母さんとは違う存在だというのはわかっていました。背が高く、とても明るい白い光で、人間のようには見えなくて。でも、怖い感じはしませんでした。

━━━天使がリーさんに話しかけてきたのはいつだったのでしょう?

  • その姿を認めたときから、コミュニケーションのようなものはありました。ただ、2歳だったので何を話したかとか、ことばでわかっているわけではなかったのですが、何となくコミュニケーションをしていました。
  •  私が2歳から5歳の間は、とても体が弱く、一年くらい入院していたこともあったんです。本当に状態が悪かったので、「もう死ぬのかなあ」みたいに思っていたんです。
  •  そのとき、エンジェルが「あなたには、まだ地球にいてほしい」というようなことを言いました。そして、病室から見える木について話をしてくれて、「この木があなたに生きてほしいと言ってるのよ」と言われました。その話の意味が、私はとても納得がいったんです。その頃は、家族がずっと病室にいられるような状態ではなく、両親とも離れていたので、そういう一人のときにエンジェルをよく感じ、交流していました。

━━━天使とつながって元気になられた?

  • テキサスからコロラドに引っ越したころから元気になったんですが、おそらく、エンジェルの存在と、コロラドに引っ越したことの両方のおかげで、健康になったと思います。また、エンジェルの導きでコロラドに引っ越すことになったのだと思います。
  •  というのも、私が薬をもらっていた薬剤師が、私のことを心配して、父にその薬はとても強いので、私が薬のせいで死ぬ可能性もあると言ってくれました。お医者さんからはそういうことは聞いていませんでした。その薬剤師は、コロラドのようなもっと乾燥した所に引っ越したら、私の呼吸もラクになるだろうし、健康になるだろうと言ってくれました。エンジェルがその薬剤師を導いてくれたのだと思います。そして、父もその薬剤師が言ったことをまじめに聞いてくれたのです。父が薬剤師の言ったことを聞いてくれて、本当によかったと思っています。

━━━その後、天使とどういった交流をされましたか? 記憶に残っていることがあったら教えてください。

  • エンジェルたちは、いつも私のそばにいるのを感じていました。小さい子どもが、自分だけの世界の、他の人には見えない友達に話しかけてたりするのを見たことがありますか? その友達は、本当に存在するのです。子どもを愛するスピリットや、その子を気にかけている先祖、あるいは、他の子どもを助けてくれるスピリット。私は、そういう存在の助けを借りて、何度も人を助けたり、自分を守ったりしました。エンジェルたちは、私の直感を通して、いつもコミュニケーションを取って来ました。

━━━これまでの人生の中で、リーさんが天使に助けられたと感じた出来事で一番印象に残っていることを教えてください。

  • 二十代の時、友達と旅行していて、道に迷ったことがあります。私たちは、高速を走っていたのですが、エンジェルが高速を降りるように言っているのがわかったので、友達に高速を降りるように頼みました。もしそのまま、高速に乗り続けていたら、高速料金を払うお金もなくなっていたでしょう。とにかく、私たちは高速を降り、田舎道を走りましたが、ガソリンもなくなってきました。ガソリンスタンドを見つけましたが、もう閉まっていました。しかし、そのガソリンスタンドの持ち主が、私たちがスタンドにいるのに気付き、道路を渡って帰って来ました。私たちは、あるだけのお金でガソリンを買い、目的地までの近道を聞くことができたのです。無事に目的地に着いた時は、みんな本当にほっとしました。
  •  エンジェルたちは、いつでも私たちを助けてくれています。ただ、エンジェルたちが言っていることに注意を向けて、聞けばいいだけなのです。

━━━リーさんがその天使と会話する力を他の方々にも生かそうというきっかけとなったのはどういうことですか?

  • 20代半ばの頃ですが、そのとき勤めていた職場の上司が、困難な状況を抱えていました。そのとき、エンジェルから聞こえてきたことを、ちょっと変だと思われるかも知れないなと思いつつ、シェアしたんです。彼女は、エンジェルの存在とか、そういうことにオープンな方だったので、そのアドバイスに感謝してくれました。そして「あなたはもっと他の人を助けてあげるべきよ」と言われたんです。でも、私はそんなこと言われても・・・と思ってたんですが、彼女から「困っている人がいたら、あなたに電話していい?」と頼まれて、仕事が終わった後に、いろいろな方からの相談の電話がかかってくるようになったんです。それがリーディングを始めるきっかけになりました。

━━━天使と会話できてしまうという自分の力について、ちょっと怖くなったりしたことはありますか?

  • 怖いと思ったことはありません。時として、ドラッグやってる方とか、中毒症状のある方のオーラの中に、否定的なエネルギーが見えたりしたときには、その人が辛そう、かわいそうだと感じることはありますが・・。

━━━天使とつながるということは、リーさんにとっては喜びそのものなんですね。

  • そうです。その通りです。

━━━天使とつながったとき、具体的にはどんな感情を味わいますか? どんな感じがするものなのでしょう。

  • もちろん私もみなさんと同じように、よく頭の中で考えています。次に何をしたらいいかしら?とか、今日は何をしなきゃいけないんだったっけ?とか。でも、そういうふうに考えるのをやめて、リラックスすると、エンジェルたちを感じたり、エンジェルたちが言っていることを聞くことができるんです。それは、本当にすばらしい感覚です。ハッピーで軽い感じがしますし、心配ごとがなくなって静かな感じ、そして私のハートが開いている感じがします。エンジェルたちが近くにいる時、お花のにおいがすることもありますし、頭を触られたり、肩に触れられたりする感じがすることもあります。体がちょっと震えたりすることもあります。とにかく、それはいつも何かいい感じです。

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写真:コロラドのりす。(写真:Minori Murata)

エンジェルやガイドは高い視点から見た情報を伝えてくれる

━━━リーさんのセッションで、どんなことを知ることができますか?

  • エンジェルやガイドの姿かたち、あるいはそのエネルギーの色や名前などがわかります。今生での目的や仕事について、恋愛、健康、家族のことや過去生のことなど。またどんな才能があるのかなどです。

━━━私はリーさんのセッションを4回くらい受けているんですが、何年も後になって、リーさんが伝えてくれたのはこのことかということを何度か体験しています。たとえば、以前、私は心理学のような分野で人に教えている姿が見えるというリーディングをしていただいたんですが、その頃の私はライターをしていて、自分が人に教えるようなことは「絶対にないよなあ~」と感じていました。でも、今はボイジャーというタロットを通して、マインドの持ち方とか本来の自分とか、そういったことを教えています(笑)そのときは、自分の中にはそういう視点がなかったと思うんです。リーさんが見てる視点と、自分の視点が違っているというか。どうも、その視点は叡智に近い、高い視点のように感じました。

  • それはそうだと思います。エンジェルやガイドは、高い視点から見てますから。

━━━そうですね。そういう未来のお話を聞くことが、遠く見渡す自分の未来の方へ行く、その流れが速くなるというような感覚を自分の中で持ったんですけど。

  • そうですね。早くなると思います。

━━━誰もが天使とつながることができますか?

  • ええ、もちろん。誰でもできるのですが、つながりたいと望むかどうか。それだけです。アドレス帳にみんなの電話番号があるとします。でも、本当に電話をかけるかどうかは、その人の思い次第だと思います。

━━━なるほど。誰もつながりたいという思いがあっても、つながれるということをなかなか信じられないのかなと思ったりするのですが。

  • つながれないという信念、それがつながれなくしているのだと思います。私とその方たちと違いがあるとは思わないんですが、私はつながれないと思わずに電話をかけているだけなんです(笑)。