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Ruth Joy
「アンジェリックエッセンスは天からのギフト
2010.10.26update|インタビュー

ルースさんは、天使に導かれて、そのエネルギーのアンジェリックエッセンスを作り出した人です。現在、たくさんのエッセンスが生み出され、年1度の来日で、日本でも多くのプラクティショナーが育っています。この10月来日中のルースさんに、アンジェリックエッセンスがどのようにして生まれたのか、その特徴などを伺ってみました。

インタビュア:旭享子 撮影: マヤカ

1. アンジェリックエッセンスが生まれるまで

━━━ルースさんが天使という存在に気づいたのはいつのことだったでしょうか?

  • 人生の歩みの中で、スピリチュアルな場面というのがいくつもありました。でも、特定のこの出来事で、エンジェルたちを感じたということには心当たりがありません。小さいときから、何かすごく大きな存在に何度も気づくという出来事があったんですけれども、それはこの地球の物理的な存在とはちょっと違っていて、それが天使だということすらもわからなくて。それが、実はエンジェルという存在じゃないかと気づいたのは大人になってからのことなんです。私は、その存在をスピリットというふうに呼んでいます。スピリットというといろいろな存在を含んでいて、その中にエンジェルたちがいるという捉え方です。なので、私は、通常エンジェルというよりはスピリットという捉え方をしていました。エンジェルという存在を本とかいろいろな情報で知ってはいたし、気づいてもいたんですが、実際にはアンジェリックエッセンスを作るまでは、それがエンジェルだというふうには捉えてなくて。アンジェリックエッセンスを作り始めてから、自分の中で大きな存在になっていったんです。

━━━アンジェリックエッセンスを作ったきっかけを教えてください。

  • 1980年代にフラワーエッセンスとの出会いがありました。そして、何百種類ものエッセンスを作りました。エッセンスを作りはじめた頃に、自分の中でジレンマが生じました。古典的なバッチフラワーエッセンスと同じように作っていたので、その花が一番良い状態で咲いているときに、それを摘み取ってバラバラするという工程があったんですが、咲いている花をバラバラにするという行為が、自分にとってはとてもつらいものだったんです。それで、私のエッセンス作りの先生のような方に、そのことを相談しにいきました。自分の中のジレンマを打ち明けたんです。彼女は、「では、それについて少し考えましょう」と言って、エンジェルからのメッセージを受け取ってくれました。そのときのメッセージは、「フラワーエッセンスを作るにあたっては、花や植物から許可を得て調和してそのことに取り組むことが大切」と伝えてくれました。
  •  それを聞いてから、それ以降は実際に花を摘み取ることはしないで、花や植物に許可をもらって、調和をしてエッセンスを作るという方法を始めました。実際の工程の中で、驚くようなことが起きました。ある日のこと、エッセンスを作ろうと水の入ったボールを置き、ちょっとその場を離れて戻ってみると、花がその水の中に落ちていたんです。あるときは、とても根っこの太いしっかりした植物のエッセンスを作ろうとしていたのですが、同様に許可を得てその場を離れ、戻ってみたら、その植物が自らを曲げて水の中に漬かっているという光景を発見しました。あるときは、植物のディーバを感じたり、でも、何も状態が変わってないようなときもありました。
  •  1980年代後半のことですが、作ったエッセンスをボトルに詰めて、たくさんのプラクティショナーに配って、このエッセンスがどのように働くかということを試してみました。エッセンスを摂った方たちは、力強い結果を体感されたようです。これは、エッセンスの世界にとっては大きな変化でした。なぜかというと、これまでは実際に花を摘んでエッセンスを作らなければいけなかったけれど、これからは実際の花を摘みとらなくても、そのエネルギーを水の中に転写してエッセンスを作ることができるようになったのですから。それによってもたらされた効果というのは、たとえば山のエネルギーを転写する、この環境のエネルギーを転写する、それでエッセンスを作ることが可能になったのです。もう水の中に、そのものの物を入れなくても、自然と調和してそのもののエネルギーを水に転写して、エッセンスを作ることができるようになったんです。
  •  こういう形でエッセンスを作れば作るほど、目に見えない世界とのつながりを強く感じるようになりました。この頃には、エンジェルたちのメッセージを聞くことができるようになり、エンジェルたちのつながりがかなり明確になっていました。先ほど申し上げたように、このような形でエッセンスを何百種類と作っていったんです。

2.「Freedom from Fear」の誕生

  • いろいろなエッセンスを作る過程で、こういうエッセンスを作りたいという思いが湧いてきました。それは「怖れ」に対応するエッセンスでした。「怖れ」というのは自分の中にもあるし、自分が携わっているクライアントやプラクティショナーなど、いろいろな人が本当の自分を表現できてなかったり、やりたいことができなかったり、そういうことの背後には必ず「怖れ」があります。何かをやろうとしたときに、それを完璧にさせてくれない大きな原因が「怖れ」だからです。
  •  フラワーエッセンスに携わっている中で感じたのは、「怖れ」でもこの怖れとか、ある特定の怖れに働きかけるエッセンスはあるんです。例えば、バッチフラワーエッセンスの「ミムラス」は、すでにわかっている怖れに働きかけてくれるんですね。でも、理由のわからない怖れに対しては、どうなるのだろうと疑問に思ったんです。個々の怖れに対処するものはあったんですが、私が思い描いていたのは、すべての怖れに効果を発揮するエッセンスだったので、怖れに効果のあるエッセンスを全部ブレンドしたらどうだろうとも考えたりしました。でも、結局、それはしなくてすみました。
  •  ある日、フラワーエッセンスを作ろうとしていたら、すごく明確な指示があったんです。それで、ボトルにお水を詰めて外に出ました。「ここに置きなさい」という指示があったので、それを置いて一旦家に戻りました。しばらくして、その場所に戻って、ボトルをつかむと、手にうずうずするような感覚がありました。とてもエネルギッシュな感覚だったんです。それで、私は「このエッセンスは何?」と聞いたところ、「Freedom from Fear(怖れからの解放)」というメッセージがおりてきたんです。それで、そのボトルをあけてすぐに飲みました。用意したボトルはもう一本あって、それはまた違うエネルギーでした。「これは何?」と聞くと、「Inter Dimensional Traveler(内なる次元の旅人)」という名前でした。
  •  2つのエッセンスができたことで、とても幸せな気持ちになって、それをマザーボトルにして、さらにエッセンスを作って、プラクティショナーの方たちに摂ってもらいました。エッセンスを摂ってくれた人々の反応はとても良かったのです。このことが起きたのは、1995年の4月のことです。それ以降、ボトルを持ってどこそこに行きなさいという指示を受けて、新たなエッセンスが生まれていきました。

━━━それぞれの場所が重要だったのですか?

  • 違います。あるエッセンスは特別な場所に行かないとできないものもあるんですが、どこかの場所が指定されていたという感覚はなかったです。一度表に出て、こっちかなあ、いやいやあっちかなあという感じで、もともと、ここだという計画があって行ったことはなかったです。
  •  夏になる頃には、22種類くらいのエッセンスができあがりました。そして、「では、このエッセンスをいろいろな人に広めなさい」という啓示がって、私は「OK」と答えました。そうは言ったものの、実際にどうしたらいいかはわかっていませんでした。なぜかというと、当時の私のエッセンス作りは趣味であって、仕事ではなかったからです。自分とか家族、周りの方に使ってもらっていたという感じでした。私はそれでもすごく嬉しかったのですが。 
  •  私は、ボトルはどこから仕入れて、ラベルはどこから仕入れてという作業から取り組みました。そして、このエッセンスのネーミングを考えようとしたとき、そのときに受けたメッセージが「アンジェリックエッセンス」でした。この名前に納得はしたものの、うきうきするような感覚は全くなかったんです。
  •  でも、次の年に、エンジェルということばがいろいろなところで使われるようになりました。そして、いろいろな人がエンジェルのことを語ったり、いろいろなところで見かけたりするようになりました。エッセンスの名前はエンジェルブームが来る前に啓示を受けていて、そのときは何も思わなかったけれども、エンジェルブームが起きて、天使たちはすごいと感心しました(笑)。
  •  アンジェリックエッセンスは、1995年に誕生しました。そのとき以来、私は天使やスピリットたちに導かれています。

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3. エッセンスを選ぶことはアートそのもの

━━━今、アンジェリックにはたくさんの種類のエッセンスがあります。エゴから考えると、大天使とかアセンデッドマスターのエッセンスを飲んだ方がより大きな効果があるような気がしてしまうんですが、エッセンスはどのように選んだらいいのでしょうか?

  • いろいろな方法があります。エゴはコントロールできないと思いますけれども、でも、エゴを気にする必要はないと思うんです。もし、本当に自分に必要なものは何か教えてほしいと願えば、自分の真実の気持ちが出てくるはずです。あまり、エゴを意識しないことですね。

━━━たとえば、自分はブロックをはずした方がいいのか、あるいはもっと優しく励ますエッセンスを摂ったほうがいいのか。迷うときがありますよね。そういうときは、どんなふうに選んだらいいんでしょう? 

  • 感覚的に選んで摂るということはできますよね。エッセンスはタイトルを見れば、それがどういうものかピンとくるようなネーミングがなされているので、それを選ぶといいですね。ブロックを解除するのであれば、「Release」だとか「Letting Go」だとか。また、自分に優しくというならば「Compassion」とか「Mother Mary」というエッセンスもあるので、それを摂ればいいんじゃないでしょうか? その中で、どれが本当に自分をサポートしてくれるのかということを考えて摂ればいいと思います。
  •  人によってはペンジュラムを使って選ぶ方もいらっしゃいますし、キネシオロジーを使って選ぶ方もいらっしゃいます。たとえば、ただ、それぞれのエッセンスには多様性があるんです。一つだけの作用だけじゃなくて、それぞれがちょっとずつ違っていたりします。

━━━では、これかなと思うものを全部摂る必要はない?

  • 1つでいいです。エッセンスを選ぶという行為は科学的なものではなくて、それは一種のアートなんです。感覚的なものです。エッセンスができた工程では、「このエッセンスはこういう名前でこういう働きである」というメッセージを受けるんですが、実際に、そのエッセンスをみなさんが使って、そのフィードバックをもらうと、こう働きますよということよりは、もっと幅広く働いているようです。
  •  なぜ、そういうことが起きるかというと、メッセージを受けたときには、私というフィルターを通した言葉になってしまうんですね。私の中のことばの制限だったり、表現の制限だったりがあるので、そういった幅が出てくるのだと思います。実際のエッセンスの働きというのは、考えているよりもっともっと幅広いものです。多くの人にいろいろな場面で使っていただくことで、その可能性というのはさらに広がっていくのだと思います。それはこれからももっと拡大し続けていくでしょう。

━━━エッセンスを選ぶことはアートなんですね!

  • ええ、そうです。今、アンジェリックエッセンスのプラクティショナーが何十人もいますが、その方々が、いろいろな方法でエッセンスを選んでいます。たとえば、カードを使うという方もいらっしゃいますし、ある方はエッセンスに番号をふって、その番号を書いた紙を見ないで選ぶ方法をとっています。また、ある方は、エッセンスを自分のオーラのところまで持ってきて、何かを感じたらそれが必要だという選び方をする方もいました。見たときにエッセンスが光っていたり、ある方は手をかざして何か感じたり。自分に必要なエッセンスだと、エッセンスが音を出すという日ともいました。また、あるプラクティショナーは、瞑想の中で、シンボルを見てこのエッセンスだという選び方をする人もいました。

━━━その人によって、その人の選び方があるということですね。

  • そうです。人は創造力豊かにエッセンスを選ぶことができるんです。

4. その人だけのためのカスタムエッセンス

━━━説明書を読んでいると、どれも自分に必要な気がして、私だけのエッセンスを作ってもらった方がいいんじゃないかって思ったんですが。自分だけのエッセンス、カスタムエッセンスの作り方を伺ってもいいですか?

  • エンジェルたちに作ってもらっていますカスタムエッセンスの作り方は、非常に特異で他の方法とは比べることができないんです。通常は、いくつかの既存のエッセンスをブレンドして、ブレンドエッセンスとしてオリジナルエッセンスという形にしますね。それはそれで、いろいろなエッセンスが一つのボトルでとれるということでは、すごく良かったりするのでしょうが。でも、私はそうせずに、エンジェルたちと一緒にその方のカスタムエッセンスを作ります。カスタムエッセンスで出来上がるエッセンスというのは、もうすでに製品化されてるエッセンスじゃないことが多いです。

━━━どういうときにカスタムエッセンスを摂ればいいでしょう?

  • いつでもいいと思います。カスタムエッセンスに含まれているエッセンスというのはこの方が今、すごく必要なものだったりするので、実際に存在するエッセンスとは限らないんですね。どういうものができるのかはわかりません。

━━━初めてアンジェリックエッセンスを摂ってみたいという人におすすめのエッセンスはありますか?

  • 人によると思うんですけれど・・。だけど、最もみなさんに親しまれているのは「Freedom from Fear」です。これは、摂ることで何か効果を実感できるエッセンスなんです。他のエッセンスは、摂ることで喜びを感じたり、もう少し軽い気持ちになったり。でも、そういう気持ちというのは、感じることですから何が起きたかを表現するのが難しいんですね。でも「Freedom from Fear」を摂ると、恐れがあったのが、恐れがなくなるので、明確にわかります。

━━━恐れがなくなると前進できるので、現実も変わっていく・・・。

  • ええ。外の世界で体験していることが変わってくるんですね。この世界での感じ方とかも変わってきます。ただ、その人にとって一番最初のエッセンスなのであれば、その人がどういう状況に置かれているか、慎重に選びたいですね。何に魅かれるかということを聞いたりして。たとえば、アンジェリックエッセンスというのは、私が摂って「このエッセンスは軽い気持ちにさせてくれる」とか「幸せな気分にさせてくれる」とか、一般的な良い状態というものにさせてくれるものであったとしても、他の人が摂ると全然違う作用がでたりするので。

━━━面白いですね。ルースさんにとって、アンジェリックエッセンスの特徴ってどういうものだと思われますか?

  • 私にとってですね。私にとっては、アンジェリックエッセンスは天からいただいたギフトです。私たちの人生の混乱さを和らげてくれたり、幸せをもたらしてくれたりするギフトです。調和、愛・・・。私はそういうふうに感じます。

━━━読者の方に、どうしたらエンジェルの存在を感じられるようになるか、コツのようなものをひとつ教えていただけますか?

  • そうですね。心を開くことでしょうか。天使たちは高次なバイブレーションをもっています。エンジェルたちとつながるためには、自分たちのハートを大きく開く。そして、自分も高次なバイブレーションになる。それは、愛することだったり、感謝することだったり、そういう状態でいることです。例えば、笑いだったり、喜びだったり、そういったものが心の中からあふれ出るも状態であったら、天使たちとつながりやすいと思います。


インタビュー後の感想:
取材中、不覚にも涙がこぼれてきました。いままでさまざまな取材をしてきましたが、体験セッション以外で涙がこぼれたのは初めてのことです。Divine Giftという言葉が、私の心を震わせました。この世界、なかなかステキじゃないと・・・。取材後、私はカスタムエッセンスを注文し、現在、それを飲んでいます。その体験は、またいずれ何かの形でシェアしたいと思います。(た)


Ruth Joy ルース・ジョイ
アメリカ在住。長年人々に自分を発見する方法を伝える活動をしていたルース・ジョイは1988年よりフラワーエッセンスの仕事をはじめ、その後、天使に導かれてアンジェリックエッセンスをつくりはじめました。アンジェリックエッセンスは発売以来、人々が天使のエネルギーを取り入れることによって、深い癒しをもたらすエッセンスとして、幅広い層に指示されています。

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