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いま、何をしたら自分らしいか?
自分のやりたいことをとことんやってください。
透視ヒーラー 「鎌倉ヒーリング せんじゅ」代表 三ツ間明さん

2011.08.013 update|インタビュー

インタビュア:マヤカ

鎌倉で透視リーディング、ヒーリング、エネルギーワークを行っている三ツ間明さん。わたしは、4年程前から何回かに渡って、三ツ間さんのセッションを受けたことがあります。特に、変化の著しかった時期、セッション後はいつも新たな視点に気づいたり、前へ進む勇気をいただきました。今回、改めて、どのようにして透視ヒーラーという仕事をすることになったのか?30才のときに体験したという“ワンネス”の体験とは、三ツ間さんにとってどういうものだったのか、詳しくお話を伺ってきました。

━━━いまのお仕事をはじめられたきっかけをおしえてください。

  • いまの仕事をはじめてから5年あまり経ちますが、20代後半の頃からいまのような仕事をしているというビジョンがありました。いろいろな人が来られて、相談を受け私が話をしているというビジョンです。まさにそのビジョンに、現実を近づけて行った感じです。

━━━学校を卒業後、どこかの会社に就職はされたのですか?

  • はい、普通に某電機メーカーに就職して、事務職をやっていました。ただ、そこは2年半位で辞めて、その後はいろいろな仕事をしてきました。20代の中盤くらいまでは先行きに対するビジョンはあまりなかったですね。人はいかに生きるかについて、それを示してくれるような人や環境、自分の経験値もありませんでした。ただ親や周りの期待に沿うように、また社会性などを考慮し、とにかくまず就職しなければと考えての事でしたので、特に思い入れはなかったです。

━━━では、20代後半の頃に、いまの仕事に繋がるビジョンを持ったきっかけは何かあったのですか?

  • ビジョンを持ったというのは、直感としかいいようがないです。将来なにをするか、と考えたときにパッと浮かんだものが、まさにいまの仕事のようなものでした。そのときの私の解釈では、カウンセリング的なことをやっている、と思っていました。現実は、透視リーディングというものになりましたが…。
  •  また、そのビジョンを具体化する経験として大きかったのは、30才のときに、“ワンネス”の体験をしたことです。“ワンネス”の体験とは、至高体験や頂上体験などともいわれているもので、要するに、プチ悟りのような状態です。そういったことは後で調べてわかったのですが、そのときは何が自分に起こったのか全く分かりませんでした。よくヨガなどではクンダリーニがあがる、という言い方をしますよね。背骨のチャクラに沿って、エネルギーがのぼってきて、解放されるという…。まさに、それが自分に起こったのですが、そのときは、背骨に沿って、という感覚はありませんでした。お腹の下の方から、エネルギーがゴーッと上がって来て、激しい震えが来てもう座ってはいられないという状態になりました。膝を抱えて、悲しくないのに涙があふれてきました。強烈な浄化が起こったのでしょう。その後は、本当にすごい明晰さがあって、人が考えていることはもちろん、自分が生まれた理由とか、この世界が存在している理由とかが、すべてが一瞬の内に分かりました。さらに、植物や動物、太陽とも感情の交流ができました。全ての存在との深い繋がり、まさにワンネスの状態でした。その状態はその後10日間位続き、ゆっくりと消えて行きました。それからは、どうしたらその明晰な状態を再現し維持できるのか、ということがずっと頭の中にありました。そこから月日のブランクがあるのですが、30代の後半に入った頃に、レバナ・シェル・ブトラ先生の本に出会い、そこに書かれていたごくシンプルなワークをやってみたら、あの時の体験と近い感覚が自分の中で起こりました。そこから、この人にワークを習ったらもっとすごいのでは…と思い、レバナ先生に師事しました。

━━━30才の時のワンネスの体験というのは、家にいて突然起こったのですか?それとも、何かエネルギーワークなどのアプローチをされたのですか?

  • あるワークショップに参加した後でした。それは、自分の親との過去の関係性を完了させる、というワークでした。それが終わって、家に帰ったときです。

━━━20代の頃からスピリチュアルの探求というのは、なさっていたのですか?

  • 20代の頃はほとんどないです。ただ、バンドをやっていたので、社会の動勢とかには敏感でした。パンクロックみたいなことをやっていましたので(笑)。いま、原発が問題になっていますけど、その当時も、チェルノブイリ原発の事故を受けて、日本でも一部で反対運動が起きていました。そのような運動に参加したりしていました。わりと、社会的な意識というのは高かったのですが、後になって運動というようなものには、限界があるということに気づきました。やはり、集合意識というものが変容しない限りは、物事というのはなかなか動かないし進まないということに気づいて。そのためには、集団を変えるよりは、まず、自分自身が変わることだ、と。そこから責任が全て自分自身に来ました。その経験が、いまの仕事にも確実に繋がっています。結局、個の変容による集合的意識の変容というところに、興味が移っていきました。今は自分自身の波動を上げていくことによって、それに接した人の波動も変化するということがわかっているので、とにかくクリアでいることを心がけています。

━━━なるほど。30才の体験からレバナ先生の師事を受ける30代後半の間、というのは何をなさっていたのですか?

  • とにかく独立したくてある程度お金はつくっていたのですが、その時点ではまだ、やりたい事業が明確ではありませんでした。自分のビジョンを現実化する術もわかりませんでした。機が熟してなかったのですね。ただ、もうやりたくない仕事をしていても仕方ないので、「いま自分は、本当は何がやりたいんだろう?」と考えたときに、そうだ、旅がしたい、と思ったんです。それで34歳の頃にそのときにやっていた仕事を辞めました。そこから、インドへ行ったのをきっかけに、アジアの国々10カ国位(インド、ネパール、バングラディシュ、ブータン、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、マレーシア、シンガポール、インドネシア)を旅しました。4年くらいの間は、日本とアジアの国々を行き来していました。旅での経験はとてもパワフルでした。いろいろありましたが本当に楽しかったです。泥棒にあったり、病気で倒れたりつらい経験もありましたが(笑)。今では不思議と多くの人に接して親切にしてもらったことが一番の思い出です。後で気づくと、過去世の自分自身の浄化に繋がっていたのですが、その話をすると長くなるので(笑)。
  •  それから、旅と並行してスピリチュアルに関する興味が深まり、自分なりに探求も進めていきました。元々、一度興味を持つと突き詰めていく方なので…。

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写真左上:バングラディッシュの地方都市。車より力車の方が多い。
写真右上:ネパールのバザール。
写真左下:バングラディッシュの子供たち。
写真右下:インド、バラナシのガートで。

━━━レバナ先生の本に出会ったきっかけは?

  • 旅が、自分の中で一段落つき、「よし、自分はこれから何をやっていこうか?」というところに向き合い始めたときに、たまたま本屋で見つけたのが、レバナ先生の本でした。

━━━現在、お仕事をされていて、一番喜びを感じるのはどんなことですか?

  • 今は自分がやりたいことをやっているので、それはそのまま喜びです。

━━━仕事でも仕事以外でも、いま興味を持っていることはどんなことですか?

  • ワークショップはやりたいと思っています。参加した人が、“ワンネス”に繋がるような、またそういった一瞥ができるようなものです。まず、一度その世界を経験するだけでもすごいと思います。例えば、ディズニーランドへ行ったことがないのに、ディズニーランドの話をしても本質的な部分は上手く伝わらないですよね。まず、行ってみないと。それと同じで、一度経験すると“ワンネス”への『道』ができるわけです。自分の中での指針ができると思うのです。その状態が、人間の本来の在り方だ、という。その状態になると、この世界から争いはなくなるし、貧困とか飢餓というのもなくなるでしょう。意識の明晰さがあり、恐れや不安が無く、ただ喜びを分かち合うという状態になりますから…。

━━━いいですね。ぜひ開催してください!次に、これから更に実現したいことは何ですか?と伺おうと思っていたのですが。

  • そうですね、そのワークショップと繋がっているのですが、“ワンネス”に至る方法論、誰がやっても、ある程度、効果が出るような方法論を確立したいですね。たぶん、どんな人にも共通した、スイッチみたいなものがあると思うんです。そこのスイッチを押すと、“ワンネス”に繋がるような。何か、そのスイッチの押し方をいろいろと考えています(笑)。

━━━スイッチ!いいですね。いつ位の開催予定ですか?

  • そうですね。いま、45才なのですが、40代のうちにはやりたいな、と思っています。

━━━すごいですね。ご自身の体験を元に、更に誰にでも有効な方法を確立しようとされているのですね。

  • そうですね。いま地球の波動が変わってきています。エネルギーワークをやっている方は分かると思うのですが、波動の変化に伴って、いま物事が起こるのがとても早くなっています。波動が上がるにつれ、物事の周期がどんどん早くなっているで、こうしたワークはやりやすいと思います。気づきの一瞥みたいなものも、昔よりはずっと早いでしょう。例えば一昔前に、自分で精神性を高めたいとか、スピリチュアリティに対して、自分なりに何かやりたいと思ったら、宗教も含めたどこかの団体に入り、そこのイデオロギーに自分を合わせ、パワーを他者に委ねてしまうということが多かったと思います。でも、今はパワーを自分自身に取り戻す時代です。自己探求や自己実現のための間口が広がり、一人ひとりが自分自身に合った道を選択できる時代になっています。情報も入りやすいですし。ただ逆に情報が多すぎて、惑わされてしまいどうしたらいいかわからない、という状態もあるとは思いますが…。自分自身がしっかり大地にグラウンディングして、目的と明確なビジョンを持ち、常に“いま”の視点から選択していくことが大切です。

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写真:インド、バラナシ。ガンジス川の夕日。

━━━このサイトは、「わたしらしく生きる」「本当のわたしに還る」ということをテーマにしていますが、サイトの読者の方が、更に自分らしく生きるために自分でできるワークやアドバイスがあれば、シェアしていただけると嬉しいのですが。

  • すごく簡単なことですね。やりたいことだけをやりなさい、ということです。自分がやりたいことだけをやりなさい、ということですね。言葉にしてしまうと、すごくシンプルなんですけど…。それがやりたくともできないということは、多々あると思います。例えば、家族のしがらみに縛られていたりとか、社会の価値観を自分のオーラの中に入れてしまい、自分が何をやりたいのかわからなくなったり、他人の期待を受けて自己実現を押さえてしまったりとか。まず、自分自身でありなさい、ということです。自分自身であることが、すごく大切だと思います。私が30代から、いま何をやったら自分らしいかということをひとつひとつ実行していったように、いま、自分らしいことは何だろう?ということをやって下さい。何でもいいと思います。例えば、楽器を演奏することが自分らしい、と思ったら、とことんやればいいし、いまの仕事をやることが、自分らしいと思ったら悔いのないようにやること、そういうことだと思います。最初の一歩は勇気と決断が必要かもしれません。でも自分が実際に動くことによって、必ず視界は開けてくると思います。まずは、自分自身がやりたいことの要求を満たしてあげるということが、一番大切だと思います。
  • スピリチュアルな認識のひとつに、『私たちは自然や人を傷つけない限りは、何をしても良い』という言葉があります。狭い枠組みを作り、そこに自分を閉じ込めているのは自分自身だということです。


インタビュー後の感想:
これまで、わたしの三ツ間さんの印象は、チベット辺りのお寺でいつも身を整え、場を清め、来る人への扉を開けて待っているお坊さんみたいだというものでした(あくまで、わたしの印象です)。今回、昔パンクロッカーだった(!)ことや、運動家だったという、意外な一面をおしえて頂いたのですが、同時に、現在のその落ち着いた在り方の訳にも納得させられました。ご自身の実体験を伴った、「自分らしく在れ」という言葉は、強く心に響きました。それぞれの人がそれぞれの人生の選択の自由を持っています。それでも、ひとり、自由を見いだせなくなっているときや、同じパターンに囚われているとき、最高のその人自身の状態に光を当てて向き合ってくれる人との出会いは、大きなサポートになるものだと思います。そのことにコミットして、日々鍛錬を重ね、看板を掲げてくれていることが、とても心強く有り難く思います。この記事を読んでくださる方が、本当の自由に向けての一歩を、自分の中に見い出すきっかけになってもらえたら、とても嬉しいです。(マ)


三ツ間明 Akira Mitsuma
1966年群馬県生まれ。30歳の時に強烈な“ワンネス”を体験し、その後の人生が大きく転換する。この時に感じた、怖れのない全ての存在との一体感、喜び、気づきと明晰さは現在でも自己の内なる深い指針となる。自らに起こったこの体験を、理解し探求するプロセスにおいて、徐々に精神世界への扉を開く。
 その後、他の事業で独立するべく仕事を辞めるが、結局四年程、日本とアジアの国々を行き来する生活を続ける。多くの人々と出会い、習慣や環境、価値観や文化の違い、または共通点等に触れることにより、自己を見つめ、霊性や気づきを深める。
 “ワンネス”を体験していたとき、“頭の中心”が白く輝くように冴え渡る経験をしたが、多くの精神世界の書物の中で“頭の中心”について書かれていたのは、レバナ女史の著書だけであった。このことが決めてとなり、米国クリアサイト、レバナ・シェル・ブドラに師事。米国クリアサイト認定クレアボヤント(透視リーダー)、アセンテッド・インターン(上級透視リーダー)、ディバイン・マスター・ヒーラー(上級ヒーラー)、クォンタム・ヒーラー(最終プログラム修了認定)。

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「鎌倉ヒーリング せんじゅ」からの帰り、片瀬江ノ島の町を散策しました。